6月13日に富山県民会館において、今年度第1回「アドバイザリーボード会議」を開催しました。今回の会議では、Vlaams Instituut voor Biotechnologie（VIB）国際科学政策シニアマネージャーのリーベ・オンゲナ氏を含め７名のアドバイザリーボード委員に現地参加いただき、「富山くすりコンソ」の令和７年度事業やKPI、今後の富山くすりコンソの取り組み等について活発な意見交換を行いました。

研究開発事業では、大型・小型プロジェクトの研究テーマの進捗状況やフォローアップ支援の説明や令和７年度の支援テーマに関する報告を行い、富山大学附属病院における分散型臨床試験（DCT）の実施体制に関する研究や、医薬品関連製造現場でのDX活用等への支援などについて、ご意見をいただきました。

人材育成事業では、学生向けや県内製薬業界で活躍する社会人向け研修についての報告のほか、産学官連携シンポジウム、関西バイオビジネスマッチング、メールマガジンやショート動画等によるSNSを活用した情報発信の強化について説明しました。

また、リーベ・オンゲナ氏のVIBでの取り組みに関するプレゼンテーションでは、これまでの３０年にわたるVIBの取り組みや実績に加え、VIBがライフサイエンス分野における持続可能な成長とイノベーションを推進する重要な役割を担っており、今後も社会と経済に貢献していくこと等が紹介され、今後のコンソの取り組みについて議論するうえでとても有意義な情報交換を行うことができました。