2025.10.29
【報告】富山くすりコンソの研究成果についての講演(医薬品製造現場のDX)

去る10 月22 日、ANA クラウンプラザホテル富山(富山市)において、清水建設株式会社主催の医薬セミナー2025「CSV・CSA、DX、査察対応の最新動向」が開催され、昨年度まで富山県立大学に在籍しておられた岐阜大学工学部機械工学科の寺島修教授が講演を行いました。

寺島教授からは、「医薬品関連製造現場のDX による生産性の向上」と題し、これまで機械系の製造現場のDX として「大型油圧プレス機の異常の早期発見システム」や「水道管の漏水検知システム」などの構築に取り組まれてきた実績を活かし、富山くすりコンソとの連携により医薬品業界のDX に初めてチャレンジしたことや、富山くすりコンソによる県内医薬品業界へのアンケートにより、医薬品製造工程において特にニーズが高いことが判明した2つの課題-「設備予知保全」と「製造効率アップ」-を選定し、課題解決に取り組まれてきたことなどを紹介されました。

今回の寺島教授の講演は、昨年11 月に富山市内で開催された「富山県薬業連合会・薬都創造コンソーシアム推進委員会」での成果発表がきっかけとなり実現したものです。本講演は、富山の医薬品業界が抱える課題をDX で解決し、医薬品製造力の向上と産業競争力の強化を目指す取組みを広く周知するとともに、今後の活動のさらなる展開が期待される貴重な機会となりました。

講演された寺島教授
講演の様子

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