2月4日、日本橋ライフサイエンスビルディングにて、富山県主催「日本一の医薬品産業集積地・富山×創薬ベンチャーが描く未来」を開催しました。会場・オンラインを合わせ約180名が参加し、製薬企業、創薬ベンチャー、ベンチャーキャピタル、大学・研究機関関係者など多様なプレイヤーが集いました。また、業界専門紙や地元紙など8社のメディアに取材いただき、本イベントへの高い関心がうかがえました。
富山県は、80を超える医薬品メーカーと100を超える製造所が集積し、原薬から製剤まで幅広い製造技術を有する国内有数の医薬品生産拠点です。前半の講演では、富山県より県の医薬品産業振興施策が紹介されるとともに、富山県薬業連合会牛島氏から産業集積の強みが示されました。さらに、富山くすりコンソ事業責任者より、産官学連携によるエコシステム構築と創薬ベンチャー支援の方向性が共有されました。
後半の特別対談「次の一歩を描く、富山×ベンチャーの共創モデル」では、ダイト株式会社 代表取締役社長兼CEO 松森浩士氏と、ノーベルファーマ株式会社 代表取締役社長 塩村仁氏が登壇。希少疾病用医薬品の開発事例をもとに、治験薬製造から商用化までのリアルな課題と可能性が語られました。松森氏は「開発ステージに応じてすべて富山から供給できれば、唯一無二のモデルになる」と述べ、富山CDMOの高度化への展望を示しました。
議論の焦点となったのは、日本発シーズが量産・治験段階で海外CDMOへ流出している現状を踏まえ、国内、とりわけ富山が果たすべき役割です。市販段階での製造受託にとどまらず、開発初期段階から製造(プロセス開発を含む)で伴走できる体制づくりや、国際展開を見据えた世界水準の品質管理・保証に取り組む必要性が示されました。
イベント後の交流会では、参加者同士の活発な意見交換や具体的な連携相談が行われ、共創に向けた実務的な対話が進みました。
富山県は、「日本一の医薬品産業集積地」という強みを共有し、創薬ベンチャーとともに成長する新たなイノベーション拠点への進化を進めています。Toyama Pharma Bayが挑む取り組みは、確かな手応えとともに、次のステージへと踏み出しています。
本イベントにご参加いただきました皆さまに、心より御礼申し上げます。

会場の様子

交流会の様子
なお、本イベントの取材記事が、下記メディアにて報道されましたのでご案内します。
【報道記事】
・2026年2月5日 医薬経済RISFAX 「ノーベルファーマ MSA治療薬が第Ⅲ相入り、ダイトが治験薬製造」
・2026年2月5日 北日本新聞 「県内製薬と協業を 県が都内で創薬ベンチャーイベント、ダイト社長ら対談」
・2026年2月5日 日刊薬業 「MSA治療薬のP3、近く開始 ノーベル塩村氏とダイト松森氏が対談」
・2026年2月6日 化学工業日報 「富山くすりコンソ交流イベント、CDMOに競争力を」
・2026年2月9日 薬事日報 「創薬ベンチャーに協業促す-医薬品製造業の充実アピール」
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