くすりコンソの研究に参画している長井良憲教授(富山県立大学 工学部医薬品工学科)がリーダーを務める研究グループは、腸内細菌叢の変化がメタボリックシンドロームの肝病変である脂肪性肝炎の発症や線維化の進行に関わることを明らかにしました。この研究グループには富山県薬事総合研究開発センターから柳橋努主任研究員、髙津聖志所長らが参画しています。
研究成果はスイス連邦科学誌「International Journal of Molecular Sciences」でオンライン公開されました。今後、腸内細菌叢の詳しい役割を調べることで、脂肪性肝炎の予防薬や治療薬の開発などにつながることが期待されます。
本研究成果は、くすりコンソーシアム事業の予算で富山県立大学に整備された研究環境で得られたものです。
論文タイトル
「Impact of vancomycin treatment and gut microbiota on bile acid metabolism and the development of non-alcoholic steatohepatitis in mice」
(マウスの胆汁酸代謝と非アルコール性脂肪肝炎の発症に及ぼすバンコマイシン投与と腸内細菌叢の影響)
論文サイトは こちら から
〈参考〉富山県立大学のプレスリリースは こちら から