2023.02.15
第4号「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムメールマガジン(2022年12月)

発行日:2022年12月1日

発行元:くすりコンソ運営事務局

https://www.kusuri-consortium.jp/

【目 次】

(1) 【論文発表】マクロファージが脂肪性肝炎の発症に関わる仕組みを解明(富山県立大学)

(2) 【開催報告】酵素活性分子国際会議―Active Enzyme Molecule 2022―が開催(富山県立大学)

(3) 【開催報告】バイオ医薬品専門人材育成研修 〜培養・精製コース〜(実習)を開催

(4) 【開催報告】産学官連携シンポジウム2022~富山からアカデミア発創薬シーズを世界へ届ける~を開催

(5) 【出展報告】BioJapan2022に出展しました

(6) 【開催報告】フォーラム富山「創薬」第56回研究会

(7) 【イベント】とやま×創薬ベンチャーMEET-UP DAY 受託ビジネスはさらに躍進できるか ~創薬ベンチャーとのマッチングの可能性~

(1) 【論文発表】マクロファージが脂肪性肝炎の発症に関わる仕組みを解明(富山県立大学)

 くすりコンソの研究に参画している長井良憲教授(富山県立大学 工学部医薬品工学科)

がリーダーを務める研究グループは、免疫系の食細胞であるマクロファージがメタボリッ

クシンドロームの肝病変である脂肪性肝炎の発症や線維化の進行に関わる仕組みを解明し

ました。この研究グループには富山県薬事総合研究開発センターから本田裕恵課長らが参

画しています。

 研究成果はスイス連邦科学誌「International Journal of Molecular Sciences」でオン

ライン公開されました。今後、脂肪性肝炎の新しい治療薬の開発につながることが期待さ

れます。

 本研究成果は、くすりコンソーシアム事業の予算で富山県立大学に整備された研究環境

で得られました。

(以下、富山県立大学プレスリリースへリンク)

https://www.pu-toyama.ac.jp/news/news_outline/2022/11/02/15178/

(以下、論文サイトへリンク)

https://www.mdpi.com/1422-0067/23/21/13251/htm

(2) 【開催報告】酵素活性分子国際会議―Active Enzyme Molecule 2022―が開催(富山県立大学)

 去る9月30日から10月1日の2日間にかけて、富山県立大学射水キャンパスにおい

て、浅野泰久教授の主宰により、「酵素活性分子国際会議 Active Enzyme Molecule 2022」

が開催されました。

 今回は生体触媒化学研究会並びに酵素工学研究会との共催として、10以上の国・地域

からオンラインでの参加十数名を含む計180名を超す参加者を得て盛会のうちに終了し

ました。

 くすりコンソの研究テーマとしては、浅野先生が研究リーダーを務める「新規医薬品

(低分子)合成プロセスの開発」について浅野先生ご自身と、共同研究者である静岡県立

大学の中野祥吾准教授による口述発表がありました。

 また、長井良憲教授が研究リーダーを務める「免疫代謝の調節による生活習慣病の予防

研究(イソリクイリチゲニンと関連物質による糖尿病予防効果)」についてポスター発表

がされています。

 この国際会議の開催にあたっては、くすりコンソーシアムからの補助金も用いられてい

ます。

(3) 【開催報告】バイオ医薬品専門人材育成研修 〜培養・精製コース〜(実習)を開催

 今後の成長分野であるバイオ医薬品等の製造、品質管理を支える専門人材の育成・技術

力向上を図るため、一般社団法人バイオロジクス研究・トレーニングセンター(神戸)の

ご協力のもと、県内製薬企業・製薬関連企業の従業員等を対象にバイオ医薬品に関する製

造工程等についての研修を行いました。

 今年度は、神戸で3日間の実習を行うコースを新設しましたが、受講者の方々からは、

講師や専門スタッフの説明が分かりやすく、質問に対しても親切丁寧に対応してもらえた

と好評でした。

 また、実習を経験することで、座学で得た知識がより深まる事や、今まで経験したこと

がない装置を用いて体験できた等充実した研修であったとの声が寄せられました。

(以下、くすりコンソHPへリンク)

https://www.kusuri-consortium.jp/2022/11/post-42.html

(4) 【開催報告】産学官連携シンポジウム2022~富山からアカデミア発創薬シーズを世界へ届ける~を開催

 令和4年10月18日(火)14時から、富山国際会議場において「産学官連携シンポ

ジウム2022~富山からアカデミア発創薬シーズを世界へ届ける~」を開催しました。

(当日のプログラムはこちら↓からご覧いただけます。)

https://www.kusuriconsortium.jp/images/f44f7a94ab05bb11cc7e3928507bd3b1bd0f310a.pdf

当日は会場及びオンラインを含めて約170名の方にご参加いただき、くすりコンソの

自走化に向けたアカデミア発の創薬シーズの研究開発や、アカデミアと企業の連携及び事

業化について理解を深める有意義なシンポジウムとなりました。

 現在、当該シンポジウムのアーカイブをくすりコンソYouTubeチャンネルへの掲載に向

けて準備を進めており、準備が整い次第、くすりコンソSNS等でお知らせいたしますの

で、当日ご参加できなかった皆さまにおかれましては今しばらくお待ちください。

(5) 【出展報告】BioJapan2022に出展しました

 令和4年10月12日(水)~14日(金)にパシフィコ横浜で開催されたBioJapan

2022にくすりコンソとして出展しました。

 今年度は35か国・地域より832社が出展し、3日間を通して15,813名の方の

来場があり、多くの方にくすりコンソの研究開発事業及び人材育成事業並びにくすりコン

ソ参画機関の取り組みについて広く紹介することができました。

(以下、くすりコンソHPへリンク)

https://www.kusuri-consortium.jp/2022/11/biojapan2022-1.html

(6) 【開催報告】フォーラム富山「創薬」第56回研究会

 フォーラム富山「創薬」(会長・齋藤滋富山大学長)の第56回研究会 (11月8日、

於:ホテルグランテラス富山)が開催されました。

 今回は、「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソ―シアムとの合同研究報告会と

して『未来へ羽ばたく”くすりの富山”の医薬品開発研究』をテーマに、くすりコンソで支

援している富山大や県立大などの研究者が進捗報告を行いました。

名古屋大学の天野学先生が特別講演を行い、また富山大学大学院生らの研究報告も行われ、

企業や大学の研究者、学生約90名が対面とオンラインで参加しました。

(以下、くすりコンソHPへリンク)

https://www.kusuri-consortium.jp/2022/11/56.html

(以下、フォーラム富山「創薬」 | 富山大学 (u-toyama.ac.jp)へリンク)

http://www.sugitani.u-toyama.ac.jp/sangaku/forum/index.html

(7) 【イベント】とやま×創薬ベンチャーMEET-UP DAY 受託ビジネスはさらに躍進できるか ~創薬ベンチャーとのマッチングの可能性~

 12月16日(金)に、とやま×創薬ベンチャーMEET-UP DAY「受託ビジネスはさらに

躍進できるか ~創薬ベンチャーとのマッチングの可能性~」が開催されます。

 くすりコンソの副事業責任者である森俊介、アドバイザリーボード委員である宮嶋勝春

氏もご登壇されます。お見逃しなく!

 本イベントは、創薬ベンチャー、富山県内企業に限らずどなたでもご参加いただけます。

\会場参加、オンライン視聴の申し込みは↓こちらから/皆様のご参加をお待ちしており

ます!

https://shinsei.pref.toyama.lg.jp/SksJuminWeb/EntryForm?id=ewNyrpmP

(以下、くすりコンソHPへリンク)

https://www.kusuri-consortium.jp/2022/11/meet-up-day.html

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