運営事務局のご紹介

医薬品開発・上市経験者や弁護士、弁理士など、経験豊富な専門家を起用し、私たちが研究開発の早期事業化に向けて、伴走支援します!

知事ご挨拶

富山県知事 新田 八朗

富山県の基幹的産業の大きな柱の1つである医薬品産業は、300年を超える歴史と伝統、高い技術を有し、全国トップクラスの生産拠点を形成しています。 こうしたなか、国における地方を担う人材の確保・育成や東京一極集中の是正に向けた取組みを踏まえ、2018年6月、県内大学や本県医薬品産業の振興、それを担う専門人材の育成・確保を図るため、富山大学、富山県立大学、県内企業と県との連携により、「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムが設置され、同年10月には、国の地方大学・地域産業創生交付金の支援対象として、全国で7件のうちの一つに選ばれました。 現在、国内外のトップレベル人材の招聘や、世界水準の医薬品の研究開発を鋭意進めるとともに、東京圏の学生を対象としたサマースクールや、バイオ医薬品の製造方法等を学ぶ人材育成プログラムを実施するなど専門人材の育成・確保等に積極的に取り組んでいるところです。 本コンソーシアムを通じて、研究開発・技術開発を一層推進し、県内医薬品産業のさらなる振興を図るとともに、東京圏をはじめ全国の優秀な学生が本県で学び、医薬品産業を支える人材として活躍していただけるよう、精一杯取り組んでまいります。

事業責任者挨拶

 

令和2年1月より「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムの事業責任者に就任いたしました森和彦です。
これまで厚生労働省で医薬品の承認審査や安全対策、新薬の開発相談等、長らく薬事行政に携わってきた経験を生かし、コンソーシアムの更なる発展に貢献してまいります。
医薬品を取り巻く国内外の情勢は常に急速に変化し続けています。科学技術の発展により遺伝子治療、がん免疫療法、ゲノム医療等、画期的な治療が実現しつつあります。一方、人口の高齢化に伴い生活習慣病やがんなどの高齢者に多い疾患がますます多数を占めるようになっています。加えて、感染症の領域でも抗生物質が効かない薬剤耐性菌の問題や新型コロナウイルスなど急速に拡大する新規感染症の問題も続いています。
このように多様な問題・課題が山積する中で、患者さんや医療現場が真に必要としている医薬品を開発、改良し、安定的に供給することがますます重要になっています。
富山の医薬品産業は長年にわたって、良質な医薬品の安定供給に大きな役割を果たして来ました。令和元年11月には国際的な医薬品製造に関する品質基準の確保を目的とするPIC/s総会が富山で開催されたのもこうした富山の実績を背景としています。
コンソーシアムの活動を通じて富山の産学官が力を合わせ、これからの医療に必要とされる医薬品を生み出し、安定供給する仕組みづくりのモデルを実現したいと思います。
オール富山でのコンソーシアムの取り組みに関係者の皆様のご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いします。

事業責任者 森 和 彦

運営事務局のご紹介

くすりコンソーシアム事務局

事業責任者

森 和彦 (富山県出身)
担当業務

コンソーシアムの事業全体の統括

略歴等

  • ・前 厚生労働省大臣官房審議官(医薬担当)
  • ・厚生労働省、PMDAで承認審査、安全対策業務等に従事
  • ・産学官連携クラスターで橋渡し研究、臨床開発の支援に従事
  • ・2020年10月~日本製薬工業協会 専務理事

メッセージ・自己紹介

オール富山で産学官が連携協力し、これからの医療に必要とされる優れた医薬品を育み、製造・供給する「くすりの富山」の更なる発展に力を尽くします。

副事業責任者

森 俊介 (薬学博士)
担当業務

研究開発事業の事業化戦略の統括

略歴等

  • ・米国国立がん研究所で11年間、バイオ医薬品の基礎から応用までの研究に従事
  • ・武田薬品で9年間、抗体医薬の新規事業の立ち上げや事業開発などに関与
  • ・独立系投資会社で上場バイオベンチャーへのハンズオン投資を4年間経験後、2018年にTM パートナーズ合同会社を設立し、アカデミア、バイオベンチャー、ベンチャーキャピタル、企業のコンサルタント業務を行なっている。大手製薬企業の人材育成研修も多数手掛ける。業務の一環として、2年間ベルギーのベンチャーキャピタルのインベストメント・パートナーに就任し、日本とヨーロッパの創薬、医療機器等の未上場企業への投資を行なった
  • ・エディットフォース株式会社 社外取締役
  • ・ジェイファーマ株式会社 社外取締役
  • ・国立研究開発法人・日本医療研究開発機構(AMED)課題評価委員

メッセージ・自己紹介

これまでの様々な経験を活かし、本コンソーシアムの発展に努めていきたい。本事業の取り組みを通じて、地方大学・地域産業創生に貢献したい。

事業統括補佐・知財法務責任者

中谷 智子 (弁理士)
担当業務

  • ・知財戦略の策定・推進
  • ・知財関係契約業務(共同研究契約、ライセンス契約等)

略歴等

  • ・三共㈱(現第一三共㈱)で研究・知的財産に従事
  • ・医薬品分野の知財戦略が専門
  • ・〈現〉中谷国際特許事務所

メッセージ・自己紹介

富山県から生まれた研究成果が患者さんのQOLの向上につながるよう、知的財産の面から支援させていただきます。よろしくお願いします。

広報戦略アドバイザー

新野 雅子
担当業務

コンソーシアム事業の情報発信

略歴等

  • ・武田薬品で30年間、社内報の編集・学術広告・医療用製品広報に従事
  • ・2017年に合同会社マッシュを設立、医療系マーケティングPRのコンサルタント業務を行っている。
  • ・2021年に武田薬品のOBを中心としたビジネスコミュニティー「Active-T(アクティブ・ティ)」を旗揚げし、ライフサイエンス業界に関わる人たちの学びと実践の場と新しいネットワーク作りを運営している。

メッセージ・自己紹介

「誰に何を何のために伝えるのか?」つねに問いただしながら Public Relations(広報)を実践し、「くすりのシリコンバレーTOYAMA」から社会にメッセージをどんどん届けていきたいと思います。

事業戦略アドバイザー

三品 聡範
担当業務

コンソ事務局と個別研究テーマの戦略策定・実行管理

略歴等

  • ・コンサル会社で医薬領域の新規事業立上げに多数従事
  • ・バイオベンチャー取締役として多額の資金調達に成功
  • ・大阪大学 薬学部/大阪大学大学院 薬学研究科 修了

メッセージ・自己紹介

サイエンスをビジネス文脈に翻訳し、色々な組織の方々の方向性を一つに紡ぎあげる事が専門です。富山をぜひ産学連携・地方創生の成功モデルにできればと思います。

(一社)富山県薬業連合会 薬都創造コンソーシアム推進委員会 コンソーシアム連携コーディネーター

牛島 豊彦
略歴等

  • ・製薬企業で新薬研究開発に従事、調剤薬局勤務を経て、再び製薬企業に勤務
  • ・工場長、製造管理者、安全管理責任者として副作用報告業務に従事
  • ・その後、新薬の製造販売承認申請・薬価収載を担当した後、工場QA責任者として海外査察を経験
  • ・富山・バーゼル医薬品研究開発シンポジウム実行委員、富山県薬事研究会会長を務めた

メッセージ・自己紹介

ずっと製薬産業に従事してきました。企業側の立場から、本コンソーシアムの活動が産学官の皆様にとって有益なものとなりますよう、微力ながら努めて参ります。皆様のご要望を是非、お聞かせ下さい。

くすりコンソーシアム運営事務局
担当業務

くすり振興課事務(コンソーシアム、薬業振興等)の総括

メッセージ・自己紹介

富山の医薬品産業の更なる飛躍のため、県内製薬企業の製造技術力・研究開発力の強化につながる大学の強みを活かした研究開発や、専門人材の育成を推進し、産学官連携の仕組みが持続するよう、大学、薬業界の皆様とともに、事務局一丸となって様々な取り組みを進めてまいります。皆様のお声をぜひお聞かせください。

アドバイザー

アドバイザー

Ongena Lieve Rita Rene
担当業務

  • ・コンソーシアムの全体方針・方向性に係る指導・助言
  • ・ベルギー・フランダース州VIBの取組み紹介

略歴等

  • ・生物学の博士号(1989年)ベルギー・ゲント大学
  • ・千葉大学(1990年)、京都大学(1991年)でポスドク
  • ・伊藤忠テクノケミカル&富士レビオでビジネスインターン(1994年-1995年)
  • ・外国人留学生のための日本語検定1級(1994年)
  • ・Innogenetics NVでのビジネス開発(1991年-2000年)
  • ・VIB科学政策シニアマネージャー(2000年-現在)
  • ・国際資金調達オフィス・ヘッド

アドバイザー

菅田 益司
担当業務

  • ・コンソーシアムの全体方針・方向性に係る指導・助言
  • ・事業化戦略作成、事業化推進等に係る指導・助言

略歴等

  • ・製薬会社で経営戦略、人事戦略構築に従事
  • ・製薬会社でバリューチェーン全般の価値最大化に従事

メッセージ・自己紹介

生まれも育ちも富山です。業界環境が厳しい中、富山の基幹産業の一つである薬業界の継続的な発展のため、コンソーシアムメンバー全員と協力し、目標達成にむけ尽力します。

アドバイザー

髙津 聖志
担当業務

  • ・コンソーシアムの全体方針・方向性に係る指導・助言
  • ・アカデミアの経験を踏まえた研究推進に係る指導・助言

略歴等

  • ・富山大学薬学部卒、大阪大学大学院医学研究科(医学博士)
  • ・東京大学名誉教授、富山大学学長特命補佐、富山県立大学客員教授
  • ・富山県薬事総合研究開発センター所長 ・専門は免疫学

メッセージ・自己紹介

コンソーシアム事業の中心研究者として、2018-2022年の5年間事業の推進に関わりました。今後も、富山県内の産学官の連携推進、大学振興、医薬品産業創生に役立つよう尽力する所存です。

アドバイザー

宅間 仁志 (弁護士)
担当業務

  • ・コンソーシアムの全体方針・方向性に係る指導・助言
  • ・個別の秘密保持・共同研究契約などの法務業務一般

略歴等

  • ・コンソーシアムの全体方針・方向性に係る指導・助言・横浜市立大学大学院中退後、京都大学法科大学院を卒業し弁護士登録
  • ・弁護士登録後、医薬品・医療機器・再生医療器等製品の法務知財を中心に従事
  • ・〈現〉弁護士法人内田・鮫島法律事務所 所属

メッセージ・自己紹介

患者さんに必要とされる医薬品が開発され、それと同時に、富山県内の大学振興・産業創生に役立つよう、本事業の成功に向け尽力する所存です。

アドバイザー

秦 純子
担当業務

  • ・コンソーシアムの全体方針・方向性にかかる指導・助言
  • ・個別研究テーマの早期事業化に向けた助言、指導(得意分野:データサイエンス、AIを活用したコンサルティングサービス)

略歴等

大手コンサルティング会社において、25年以上に渡り、ヘルスケア、小売、消費財、官公庁、プラットフォーム業界等におけるデジタルやデータサイエンスを活用したコンサルティングに従事。特に、生活者・患者・消費者起点で、デジタル、データサイエンス、ダイバーシティを活用した改革に大きな情熱があってライフワークと考えている。

メッセージ・自己紹介

富山県においてデジタルやデータや人材の多様性を活用してより一層医薬品業界が発展し、ひいては患者さんの便益に繋がっていくように、アドバイザーを務めたいと思います。

アドバイザー

宮嶋 勝春 (薬学博士)
担当業務

  • ・コンソーシアムの全体方針・方向性に係る指導・助言
  • ・個別研究テーマの早期事業化に向けた助言、指導(得意分野:製剤開発、品質管理)

略歴等

  • ・テルモ㈱でリポソーム製剤の開発や技術移管に従事
  • ・武州製薬㈱で製剤の技術移転や各種査察対応に従事
  • ・2021年7月より、ナノキャリア(株)取締役(監査等委員)

メッセージ・自己紹介

医薬品は、病に苦しむ多くの人たちの生きる希望となっています。そんな製品や関連する技術をコンソーシアムの中から誕生できるようにお手伝いさせて頂きたいと思います。

アドバイザー

宮田 健章
担当業務

  • ・コンソーシアムの全体方針・方向性にかかる指導・助言
  • ・個別研究テーマの早期事業化に向けた助言、指導(得意分野:金融、地域産業振興)

略歴等

  • ・京都大学工学研究科卒業後、㈱トヤマキカイ(現コマツNTC㈱)に入社
  • ・キャリアのほとんどを新規事業の開発・事業化に従事
  • ・取締役専務執行役員として全社の営業・サービスを統括
  • ・退任後、株式会社北陸銀行に入行し、コンサルティング営業部地域創生室にてシニアフェローとして産学官連携事業の推進を担当

メッセージ・自己紹介

過去5年間当コンソーシアムの研究評価委員として各研究の進捗評価に参画してきましたが、富山が医薬産業の中心地へと成長できるよう各研究の事業化に向けて経営支援をしていきたいと思ってます。

アドバイザー

脇坂 盛雄
担当業務

  • ・コンソーシアムの全体方針・方向性にかかる指導・助言
  • ・個別研究テーマの早期事業化に向けた助言、指導(得意分野:品質管理、品質保証)

略歴等

  • ・1979年エーザイ株式会社入社、9年間、品質管理と21年間品質保証を担う。
  • ・現在 (株)ミノファーゲン製薬 顧問

メッセージ・自己紹介

これまでGQP品質保証や品質リスクの発見と低減対応などの業務に携わってきました。現在、企業へのコンサルタントや講演を行っており、品質保証のレベルアップに皆さんと一緒に取り組みましょう。

事業化サポーター

事業化サポーター

井村 良視 (薬学博士)
担当業務

個別研究テーマの早期事業化に向けた助言・指導(得意分野:薬効薬理研究)

略歴等

  • ・武田薬品工業㈱で生活習慣病薬等の研究開発に従事
  • ・産学の橋渡し研究の支援業務に従事

メッセージ・自己紹介

製薬会社で35年間にわたって創薬研究に従事してきました。この経験を活かし、本事業に少しでもお役に立てるように頑張りたいと思います。

事業化サポーター

堤 正好 (農学修士)
担当業務

個別研究テーマの早期事業化に向けた助言・指導(得意分野:遺伝子検査の運用に関する枠組み形成等と関連する倫理的諸問題への対応)

略歴等

  • ・長らく臨床検査センターに勤務し、各種遺伝子関連検査の導入等に携わる
  • ・1996年以降は遺伝子検査を取巻くELSI(ethical, legal and social implications/倫理的・法的・社会的諸諸問題)への対応を中心に活動し、日本医学会「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」(2011年2月)や日本衛生検査所協会「遺伝子関連検査の質保証体制についての見解」(2018年12月)等関連団体・学会等 の指針・ガイドラインの策定を通して遺伝子関連検査の枠組みの作りに関わる
  • 各種学会活動を継続しながら、難病の遺伝学的検査や各種遺伝子関連検査の実用化を支援中

メッセージ・自己紹介

様々な研究成果をいかに実用化する(臨床検査として使えるようにする)のかは、以前からある大きな課題ですので、そのための検討をぜひご一緒に進めていきたいと考えています。

事業化サポーター

杉田 修 (薬学博士)
担当業務

個別研究テーマの早期事業化に向けた助言、指導(得意分野:非臨床全般(特に生物製剤学、製剤化)

略歴等

  • ・サントリー㈱で非臨床開発に従事。アストラゼネカ㈱に移り引き続き総括製造販売責任者として従事
  • ・前 北海道大学教授(TR事業で医薬品開発に従事)

メッセージ・自己紹介

医薬品開発は多くの専門分野がかかわる総合研究と言っても過言ではありません。課題の抽出、対策など一緒に考え、開発の迅速化を図りたいと思っています。

事業化サポーター

稲岡 哲也 (薬学博士)
担当業務

個別研究テーマの早期事業化に向けた助言・指導(得意分野:抗体医薬品、治験薬製造プロセス開発プロジェクトマネジメント)

略歴等

  • ・ノバルティス ファーマ(株)及びバイエル薬品(株)で創薬研究に従事
  • ・武田薬品工業(株)で抗体医薬品創薬研究及び治験薬製造開発プロジェクトマネジメントに従事

メッセージ・自己紹介

長年、製薬会社に従事して得た知識と経験を生かし、本事業のお役に立てるよう努めたいと思います。

事業化サポーター

松谷 悦哉 (理学博士)
担当業務

個別研究テーマの早期事業化に向けた助言・指導(得意分野:抗がん剤)

略歴等

  • ・製薬会社にて抗がん剤研究開発、ライセンス(導入導出)、米国投資部門(ベンチャー投資)に従事
  • ・ハーバード大学医学部小児病院(Folkman研)にて、腫瘍血管新生・転移の研究
  • ・<現>日本医療研究開発機構(創薬評価委員)、大阪大学(特任教授)核医学抗がん剤開発

メッセージ・自己紹介

抗がん剤の研究開発や、その周辺業務(導出入交渉・ベンチャー投資・技術評価)に従事してきました。 TOYAMA発の抗がん剤創生を、ご支援したいと思います。

事業化サポーター

谷内 清人 (薬学博士)
担当業務

個別研究テーマの早期事業化に向けた助言・指導(得意分野:DDS、生物薬剤学、バイオ医薬品製造技術)

略歴等

  • ・第一製薬(株)にてDDS研究に従事。第一三共(株)にて企画スタッフとして、経営統合、経営戦略、バイオ医薬品研究、事業開発に携わる。
  • ・第一三共バイオテック(株)(ワクチン製造を担うグループ会社)前社長

メッセージ・自己紹介

DDSの創薬研究からスタートし、企画スタッフとして、また経営者として、研究、経営、CMCなどに携わってきました。 この経験値を活かし、シーズと人や組織の成長に貢献したいと思います。

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