TOP > Topics > 第7回バイオインダストリー奨励賞を受賞 「腸内細菌と免疫機能に関する研究」富山県立大学 古澤之裕准教授 イベントToyama Prefectural University 2023.10.16 第7回バイオインダストリー奨励賞を受賞 「腸内細菌と免疫機能に関する研究」富山県立大学 古澤之裕准教授 10月11日、横浜で開催された「BioJapan2023」において、第7回バイオインダストリー大賞・奨励賞の表彰式と受賞記念講演会が行われ、当コンソーシアムの研究開発事業に参画された富山県立大学工学部医薬品工学科の古澤之裕准教授が奨励賞を受賞しました。(写真右:古澤准教授、写真左:バイオインダストリー協会 会長 吉田 稔 氏) 本賞は、一般財団法人バイオインダストリー協会から、バイオサイエンス、バイオテクノロジーに関連する応用を指向した研究に携わる若い有望な研究者とその研究業績を対象に授与されるもので、古澤准教授は、食物繊維摂取による免疫機能調節に関する研究で、医療と食品の両方に寄与するとして高く評価されました。 受賞にあたり、古澤准教授は「これまでご指導・ご支援いただいた皆様、共同研究者や研究室の学生の皆様に心から御礼申し上げます。本研究では腸内細菌による免疫調節に着目し、食物繊維の不足が腸内細菌を介した免疫疾患発症の原因となることを発見しました。さらに、多種多様に存在する食物繊維の中から、宿主の免疫機能を正常に保つ食物繊維種を同定しました。現在、腸内細菌叢をコントロールし健康増進に寄与する新たな機能性素材の探索とその作用メカニズムの解明に継続して取り組んでおり、今後ともご指導・ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます」と述べています。 ■研究課題 腸内細菌を介して免疫機能を調節する食物繊維の発見と疾病予防への応用 【参考】一般財団法人バイオインダストリー協会ホームページ 第7回バイオインダストリー大賞、バイオインダストリー奨励賞 表彰式・記念講演会のご案内